泌尿器科外来は完全予約制となっております。

令和5年4月より外来体制が変更になります。

担当医師
午前 山田(第1・3・5)
黒田
手術 山田
黒田
山田
黒田(第1・3・5)
山田
黒田

なお学会・出張などにより「担当医」が変更となることがありますのでご了承ください。


午前8時30分から11時まで。


連携医から当院地域医療センターを通じて新患予約が可能ですので御利用下さい。


待ち時間短縮のため、原則として予約診療をしておりますので御協力下さい。


泌尿器科で扱う疾患は、感染症・排尿障害・尿路結石などの良性疾患、腎臓がん・膀胱がん・前立腺がんなどの悪性疾患と多岐にわたっています。


まずは的確な診断を行い、治療方法についてわかりやすく説明いたします。その上で、病気の根治性に加えて患者さんのQOL(生活の質)に配慮した最適な治療を安全に行います。


悪性疾患・尿路結石ともに低侵襲治療を中心に行っています。尿路結石は手術だけでなく生活指導による再発予防に力を入れています。骨盤臓器脱は形態のみでなく排尿機能を考慮した手術治療を行っています。


患者さんの多くは、登録医の先生からご紹介いただいております。当院での治療後(特に、良性疾患の患者さん)は、かかりつけ医へ逆紹介することを原則にしています。


前立腺がんはPSA検診の普及により急増していますが、診断には針生検による組織検査が必要です。当科では事前にMRIを撮影することで不要な生検の削減と正診率の向上に努めています。前立腺がんと診断された患者さんには治療選択肢を詳しく説明し、患者さんに応じた方法をアドバイスいたします。

膀胱がんの治療は主に早期がんに対する内視鏡手術を行っています。膀胱がんは再発が多いがんなので、再発予防の膀胱注入療法に力を入れています。

腎臓がんの治療は主に腹腔鏡手術で行っています。手術の際は、腹腔鏡技術認定医(山田成幸)が執刀・指導を行って、安全な手術に努めています。再発例や転移例に対しては薬物療法が中心になりますが、がん治療認定医(山田成幸)・薬剤師・認定看護師が協力しながら治療を進めています。


尿路結石は近年増加傾向にあり、男性の7人に1人、女性の15人に1人は生涯のうちに疼痛発作を経験する疾患です。生活習慣病であるメタボリック症候群が主な原因と考えられており、再発が多いのが特徴です。

当科では尿路結石に対して経尿道的な内視鏡手術(TUL)に力を入れています。この治療は従来行われたきた体外衝撃波治療(ESWL)に比べ、全身麻酔は必要なものの結石除去の成功率が高いのが特徴です。当科では4泊5日のクリニカルパスで治療を行っており、術後には栄養士による面談を行って再発予防に努めています。

体外衝撃波治療は器械老朽化と内視鏡手術への移行により、終了とさせていただきました。


骨盤臓器脱は軽度の場合には骨盤体操やリング挿入などの保存的治療が有効ですが、中等度以上では手術治療が必要になることがあります。悪性疾患とは異なり生命には影響はありませんが、QOL(生活の質)には影響が大きい疾患です。

当院は女性骨盤底再建センターを有しており、骨盤臓器脱の患者さんを泌尿器科と産婦人科が共同で診療している県内唯一の病院です。骨盤臓器脱は排尿障害を合併していることが多いことから、排尿機能も考えながら最適な手術治療を行ってまいります。婦人科クリニックでの保存的治療で改善しない場合は主治医の先生と相談の上で、ご紹介いただければ幸いです。


平成29年総手術件数:117例(前立腺針生検は除く)

疾患名 件数
腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 7
開放性腎(尿管)悪性腫瘍手術 1
開放性腎部分切除 2
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT) 37
経尿道的尿管砕石術(TUL) 26
体外衝撃波砕石術(ESWL)H29年をもって終了となりました 7
膀胱結石摘除術:経尿道的手術 7
骨盤臓器脱メッシュ修復術(TVM) 6
仙骨膣固定術(開腹) 0
陰?腫根治術 2
精巣固定術(精巣捻転に対する) 0
経尿道的尿管ステント留置術 19
前立腺針生検 37

やまだ しげゆき
山田 成幸
職名 泌尿器科統括部長
専門分野 泌尿器科全般(泌尿器悪性腫瘍)
資格等 日本泌尿器科学会指導医・専門医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、臨床研修指導医講習会 修了、第67回 宮城県緩和ケア研修会 修了

くろた ゆうた
黒田 悠太
職名 泌尿器科医長
専門分野 泌尿器科全般
資格等 日本泌尿器科学会専門医、泌尿器腹腔鏡技術認定医、日本がん治療認定医機構 がん治療認定医、日本医師会産業医